新年明けましておめでとうございます。
3期目の倉敷商業高等学校野球部OB会の会長を務めさせて頂くにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
昨年は我々OBにとって”センバツ選出”、”センバツ中止”と嬉しくもあり、またそれ以上に大変残念な年となりました。3年生部員には、先輩たち誰もが経験したことのない悔しい思いを貴重な財産として今後に生かして欲しい。そして、今年こそは高校球児の夢舞台である甲子園球場での”春のセンバツ大会”、”夏の選手権大会”が開催されることを願うばかりです。
さて、我が倉商野球部は2021年6月で創部90周年(昭和6年創部)を迎えることとなりました。この間(2020年3月卒業生まで)1276名(女子マネージャー85名)の部員を世に送り出し、春のセンバツ大会に4回、夏の選手権大会に10回の出場を果たし、またプロ野球界にも故星野先輩(16回卒)・松岡先輩(17回卒)をはじめ8名(現役:岡大海(61回卒)・千葉ロッテマリーンズ、引地秀一郎(70回卒)・東北楽天ゴールデンイーグルス)を輩出し、県内外に誇れる輝かしい実績を残してきました。2019年夏に森光(40回卒)前監督の勇退に伴い、伊丹(49回卒)部長、梶山(57回卒)監督のコンビで船出した野球部ですが、2019年秋の中国大会優勝、明治神宮大会出場、そして2020年春のセンバツ大会選出、2020年夏の岡山県大会優勝と近年においても実績を残し、岡山県内のみならず全国の名門校と言われるようになった今日があるのも、倉商野球部の育ての親とも言える故角田有三先生をはじめ創部以来野球部に関わった多くの指導者の方々及び部員達の汗と泥にまみれた弛まぬ努力がもたらしたことは言うに及びません。またこの間、倉商に勤務された多くの先生方と、その時々の3年間ではありますが保護者の方々が暖かく見守り、ご支援ご協力を頂いたからであります。
そして我が野球部OB会に於いても会則の柱として謳ってあります「倉敷商業高等学校野球部の強化と発展に協力と援助をする・・・・」の通り、歴代の役員・幹事をはじめ会員の皆様方が一致団結して母校の為に活動してきた成果でもあります。今後もOB全員が一枚岩となって倉商野球部OB会の良き伝統を継承し、野球部が100周年、150周年に向け、これまでの90年間に負けない成果を残せるように、また多くの有能な人材を世に送り出す部であり続けることに僅かでも力になれるように活動して参ります。
なお当期役員改選にあたり新名誉会長に松岡弘先輩(ヤクルトスワローズ:通算191勝、17回卒)の就任を決議し、ご本人にもご快諾を頂いたことをご報告させていただきます。
今年が皆様方にとって素晴らしい年と成りますことをお祈り申し上げます。
2021年1月
倉敷商業高等学校野球部OB会
会長 長谷川 登(第20回卒)